第10章 day7 死柄木弔
死柄木side
コンプレスと話をしていると
小さな子供が嫉妬するかのように
堪えきれなくなったが俺の顔を自分の顔の方に向かせる
まるで私の方を見てって言っているようなこの行動に気分は躍る
小さな顔
ふわふわの頬っぺたをふっくらと膨らませて不満を表現している
その頬は俺との行為で赤く染まっていてどうしようもなく色っぽい
怖いほどに魅力的
身長は低いくせに手足はすらりと長い
掴みやすい細くくびれた腰
コスチュームに収まりきらない程のむちむちとした大きな胸
まるでゲームにでもでてきそうな程の容姿だ
トガに聞いた話によると裏で盗撮写真が出回る程の人気っぷりらしい
それで人を救う為にヒーローしてて
俺の事まで救いたいなんて言い出した
ゲームと破壊する事しか興味がなかったが
世界にはこんなにも魅力的なものもあるのかと内心驚いた
『ねっ‥‥どこ‥みてるのっ‥‥やめないで‥っ?』
少しでもキスを止めてボーッと眺めていると可愛い催促をされる
それを隣で見ていたコンプレスが顔を真っ赤にして頭を抱える
「あーっ‥なんだこれ‥っ‥国宝かよ‥‥可愛すぎるって‥‥おじさんには刺激強すぎるわ」
「コンプレス‥この薬の効果どれくらい持つ‥?」
「今日一日は持つだろうな」
「じゃあ一晩中楽しめるじゃん‥」
覆い被さっていた身体を起こして
俺の上に向かい合うようにして座らせる
『なん‥で‥でちゃうの‥っ?』
「そう急かすなよ‥すぐに挿れてやるから」
下からゆっくりと挿入すると俺にしがみついて身体を震わせる
『〜っ!!』
「この眺めも最高だな‥イレイザーヘッドにも見せてやりたいくらいだ」
『あいざわ‥せんせ‥っ?』
こんなにも意識が混濁としていたのにそのヒーロー名に反応して名前を呼ぶ
それにひどく怒りを覚えた
「俺以外の男の名前を呼ぶな‥」
『ひぁっ‥!!激しっ‥よっ‥‥!』
身体を強く抱きしめたまま下から一気に突き上げると悲鳴に似た声をあげる
「お前は‥俺だけ‥っ‥見てればいいって言ったよなっ‥」
波のように押し寄せる強い快楽にぐっと歯を食いしばる