第9章 day6 心操人使
傷つけない為に拘束してもらった両手を上にまとめあげて
かぷりと胸の先を口に含まれる
『〜っ!?』
びりびりと痺れるような甘い刺激
いつもよりもさらに強く感じる刺激に頭の奥まで熱が回っておかしくなりそうだった
優しく耳を撫でたかと思うと
腰の後ろに手を回されて
心操くんのモノが入ったまま腰をとんとんと優しく叩かれる
ぐちゃぐちゃに掻き回されるナカ
気持ちが良くてそれだけでおかしくなりそうだったのに
本能的に感じる腰への刺激でさらにとめどない快感が私を攻め立てる
『どっちも‥っ‥しちゃ‥だめっ‥!』
早々に意識を飛ばしてしまいそうで心操くんに止まって欲しいのに自由にならない両手では何も止められない
必死で声を出すけれども心操くんは止まらずにさらに奥を突いてくる
『ひぁっ‥!だめっ‥!これいじょ‥は‥っ‥‥』
「っ‥気持ちいいですね‥っ‥俺も‥ヤバいです‥‥尻尾太くなって‥可愛い‥」
ふわりと優しく微笑むとまた唇が重なり合って舌を絡め合う
少しザラザラとした私の舌が
よりねっとりと絡み合ってとっても気持ちが良かった
「キス‥好きなんですか‥‥?可愛いですね‥っ」
何度も可愛いと言いながら猫を愛でるように私に接してくれる心操くんはどこまでも甘くて心と身体も溶かされていく
お風呂上がりでさらさらと下がった紫色の髪がさらに心操くんを大人っぽく見せて
心臓のドキドキが止まらない
個性にかかった胸元のバラが焼け付くように熱を持つ
ただ行為をするだけでなく
この個性にかかると心も身体もどこまでも甘く落ちていく
先生と生徒という肩書きさえ今はもう何も考えられなくて
ただ目の前の心操くんを求めて身体をすり寄せる
「先生の事‥個性が解けてから‥‥本当にちゃんと俺のもんにできるように‥‥立派なヒーローになるんで‥‥俺のこと見ててください」
真剣な声が耳元から流れ込む
全身に感じる刺激に必死に意識を保ちながらなんとか首をこくこくと縦にふるとはにかみながら心操くんが笑った
「俺‥がんばります‥」
次の瞬間には息もできないほどの深いキス
溺れそうになるほどの快楽に意識を手放した