第9章 day6 心操人使
心操side
捕縛布で両手首を纏めあげられた先生を見ているとなんかいけない事をしている気分になってしまう
まぁこんな事
生徒と教師でする事ではないのだけど
先生の命がかかっているし
お互いに個性が強くでていて仕方がない事だと自分に言い聞かせる
上半身の服を脱ぎ捨てるとふわふわとした尻尾が絡みついてきては
何かを強請るようにパタン、パタンと少し強めに動き出す
構って
触って
と誘ってくるいつも猫達の行動と一緒だった
優しく肌に触れるともう待てないと言って
俺の手に顔を擦り寄せる
透明感のある
先生の白い肌にぴったりのふわふわの白い耳に白いしっぽ
世界で1番可愛い猫を腕の中に閉じ込めて唇を重ねあう
「こんなに可愛いのに‥この色気‥おかしくなりそうです‥」
『んっ‥心操くん‥っ』
堪え切れずにすり寄せた足を掴んで大きく開かせる
「挿れます‥っ」
割れ目にあてがった自らの熱をグっと押し込む
『〜っ』
「力抜いて‥ください‥っ」
『んぅっ‥』
ぴくんと揺れた先生の耳元で優しく囁くと身体の力が少し抜けて
溶けそうな程熱いナカにゆっくりと沈んでいく
洗脳なんてやりたい事やりたい放題じゃん
脳裏に蘇るのはかつてのクラスメイト達の声
その声を掻き消すように思い浮かぶのは柔らかな声
ヴィラン向きの個性だと散々言われて来たこの個性を
先生は素敵な個性だと言ってくれた
『洗脳?!わぁ〜すごいねっ!傷を付けずにみんなの事もヴィランの事も助けられるって事だよね!素敵な個性だなぁ〜』
普通科からヒーロー科への編入で不安しかなかった俺に
あのキラッキラの笑顔でこう言った先生
好きにならない訳がなかった
ゆっくりと欲の塊を動かしながら
ふわふわの耳を優しく噛む
捕縛布で縛った両手首を上にまとめ上げて
奥まで挿入した欲を小刻みに動かしていると先生の身体がビクビクと震える
『ゃあっ‥!心操くん‥っ‥気持ち‥すぎ‥て‥っ‥おかしくなっちゃいそうっ‥‥』
個性の力もあるだろうが
猫の個性で発情状態になっているのか
少しの動きにも敏感に反応して俺の欲を締め付ける