第8章 day5 緑谷出久
緑谷side
僕の腕の中で乱れる先生は
この世の何よりも可愛くて綺麗で刺激的だった
少しでも気を抜けば鼻血がでちゃいそうだ
ドクドクと流れる血液が勢いを増して
僕の昂りも痛い程大きくなっている
今日まで押さえつけてきた先生への思いが
個性が
耳鳴りがする程激しく溢れ出しそうだ
先生は僕のことをズルいなんて言うけど
「やっぱりズルいのは先生の方です‥」
そうやって僕の名前を呼んで
僕の事を求めてくれているけど
明日になればまた違う人とその身体を重ねてしまう
仕方ない事なんだって分かってる
けど
やっぱりどうしても分かりたくない
「今だけは‥‥僕だけの事を見ててくれますか‥っ?」
轟くんとだって
カッちゃんとだって
2人がどんなふうに先生を抱いたのかは分からない
それでも今だけは僕だけを見て欲しかった
『んっ‥ぅんっ‥緑谷くんしか‥‥っ‥みてない‥よ‥っ』
こくりと頷く小さな顔は唇まで真っ赤になっていて
触れると熱がありそうなほど熱かった
テレビや雑誌、インターネットでも何回も見た先生のヒーローとしての姿
学校で見かける先生としての姿
いろんな先生を見てきたつもりだったけど
こんな先生は初めて見て気持ちがどうしても抑えられず身体をグイッと密着させる
大きく開かせた脚を抱え込んで
我慢の限界を迎えていた僕の昂りを入り口にあてがう
「痛かったら‥‥すぐに教えてください‥っ」
ゆっくり話しているつもりなのに
はぁはぁと乱れる呼吸につられて早口になってしまう
めちゃくちゃに犯したい
個性が思考までも乱していく
『わ‥わかっ‥‥たっ‥』
「じゃあ‥‥挿れ‥ます‥‥っ」
グっと腰に力を入れるとあてがっていた先端がぬぷりと先生のナカに沈んでいく
『〜っ‥!!』
無理させないように
自分の気持ちにギリギリとセーブをかけて
出来るだけゆっくりと腰を進めていくとヒュッと先生が息を呑む
「痛いですかっ?!一回抜きま‥『だいじょうぶっ‥!痛いんじゃ‥‥ないっ‥から‥っ』
腰を後ろに引こうとすると先生の腕が伸びてきて僕の背中に回される
さっきよりも密着する身体