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【R18】僕のヒーローアカデミア 薔薇と棘

第8章 day5 緑谷出久


緑谷side




『とりあえず‥今日は楽しもうね?』



ほんのりと頬をぴんくに染めて
先生も少し照れたように微笑む




憧れのヒーローと一緒に出掛けられるだけでも舞い上がる程嬉しいのに

まさか‥先生と‥



そして
お互いの個性の為のことだって言うのはちゃんと分かってるけど




夜に行う行為のことを考えるだけで頭がパンクしてしまいそうだった




2人して少しギクシャクと歩きながら
新幹線に乗って




先生の出張先の病院に着いた




「ヒーリングガール!また来てくれたの?!嬉しい〜っ!」



「ニュース見たよ‥大変だったね‥近くにいたら助けに行きたかった‥」



一緒に病室をまわらせてもらったけど
その先々で先生はたくさんの人に声を掛けられて
食べ物とか色々もらって



本当に沢山の人に愛されてるんだなって思った





『よしっ‥これで終わり‥っ!緑谷くんも手伝ってもらっちゃってごめんね!』



先生がぐっと腕を上げて伸びをする




沢山の患者さんたちのもとをまわって
一人一人丁寧に話を聞いて、治療をして回って


気付けば外はすっかり暗くなっていた




学校と病院と、ヒーロー活動まで
あまりにも多忙な先生の日常を垣間見てやっぱりヒーローはすごいと思った




「お疲れ様でした!僕はただ隣にいただけなので!」



ガバッと頭を下げるとふわふわと頭を撫でられる




『みんなも緑谷くんと話せて楽しそうだったよ!有難う!』




「こちらこそ!有難うございます!!」




『とりあえず‥遅くなっちゃったからいそごっか!』




ね?とにっこりと笑って更衣室へと歩いて行く




「お待たせしました‥‥っ」




僕は制服から私服に着替えて
先生はヒーローコスチュームから私服‥‥に着替えて‥






「なっ?!か‥かかかかわっ‥かわっ‥‥」






『川‥?』





きょとんと首を傾げる先生の私服姿は自然に発光しているんじゃないかと錯覚しそうなほど眩しくて可愛いかった






「川っ!じゃなくて‥っ‥そのっ‥‥かわ‥‥いいですっ!」





ガバッと頭を下げると僕の顔を覗き込んでくる






『ありがとう‥緑谷くん?』





にっこりと笑うその顔はまさに雄英の天使だった
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