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【R18】僕のヒーローアカデミア 薔薇と棘

第7章 day4 爆豪勝己


あれから無事に授業も終えて
生徒のみんなのお風呂が終わってから大浴場へ向かった



『はぁ〜‥疲れたぁ‥』




肩までお湯の中に浸かって大きく息を吐く




個性の事があってからバタバタと色んな事が起こりすぎて
身体はくたくたに疲れていた





もうこのまま寝てしまいそうな程の眠気と疲労感に全てを投げ出したくなるけれど
昨日ホークスさんと身体を重ねてから随分時間があいてしまって


息苦しくなるほどの疼きに息が上がる




『はやく‥あがらなきゃ‥‥爆豪くんも待ってる‥』



ぐったりと重たい身体をなんとか動かして
湯船からでて



服を着替える





髪の毛を乾かす気力もないままTシャツとショートパンツを身につけて共用スペースのソファまで歩いて行った





爆豪くんと緑谷くんは相澤先生に呼び出されて
他の子達もそれぞれお部屋に戻ったのかいつも賑やかなリビングが今はしんと静まり返っていた





髪の毛を乾かして
爆豪くんが帰ってくるまでに資料をまとめて




やらなきゃいけない事はたくさんあるのに
ぽかぽかと温まった身体はどうしようもない疼きを上回る程の眠気がやってきて




そのままソファに横になってしまう









「せんせー‥?」






泥のように重たい身体
深く沈んだ意識を呼び起こすように身体を揺さぶられる





「風邪引きますよー!‥ってダメだ‥‥全然起きねぇ‥とりあえず部屋まで運ぶか‥?」




ふわりと身体が浮いたかと思うとがっしりとした身体に支えられる




心地よい温かさ
そのまま目を瞑っていたけれどそっと身体をベッドにおろされて


ゆっくりと目を開くと赤い髪が視界にうつる





『きり‥しまくん‥‥?』





「すんません‥!勝手に部屋、入らせてもらいました!」




いつも上にあげている髪がおろされていて
雰囲気がずいぶん大人っぽかった




『ごめんね‥‥私寝ちゃってた‥?』




いまだ重たい瞼をゆっくりと擦るとベッドが切島くんの重みでギシ‥と音を立てる




「あーっ‥‥我慢できねぇ‥っ」




『んっ‥‥』





いまだ寝ぼけたままの頭の中
突然の出来事に反応する事すら出来ず



2人の唇が重なり合う






そしてその瞬間
部屋のドアが勢いよく開いた
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