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【R18】僕のヒーローアカデミア 薔薇と棘

第6章 day3 ホークス


ホークスside



朝早くから始まったヴィランとの死闘を終えて


事務所へと帰るとちゃんの様子がおかしかった



腕の中にすっぽりとおさまった身体が熱を持ち
はぁはぁと色っぽい吐息を溢す




心配して集まってくるサイドキッカー達には夜も遅かったから帰ってもらって
事務所の奥



居住スペースにちゃんを運び込んだ




ベッドに身体を寝かせてやった時に
ちょうど電話がかかってきた




「もしもし‥えぇ‥なんとか終わりましたよ‥‥ちゃんですか?それが‥急に高熱がでて‥はい‥今日はこちらに泊まってもらおうと思ってるんですけど大丈夫ですかね?」




今日のうちに帰る予定になっていたちゃんを帰らせる事が出来なくなった事を伝えると言いにくそうに校長先生が話し出した



「ーっ?!交わりの個性‥ですか‥‥」



「1日でも間が空いてしまうとダメなんだ‥‥ホークス‥彼女の事を救ってやってくれないか?」


「もちろんです‥俺に救わせてください」


交わりの個性のことは昔捜査した事があるから知っている




まさかちゃんが‥





突然の事に頭が追いつかないけど
状況は一刻を争う




電話を切って彼女の横にしゃがむと熱がこもった瞳と目が合った




「校長先生から聞かせてもらいました‥俺でよければ‥救わせてもらえませんか?」



『っ!』




びくりと揺れる身体

困ったように下がった眉



『でも‥っ』



いろんな思いが渦巻いてるのが分かる



その思いごと掻き消すように強く目の前の身体を抱きしめた




「俺が‥そうしたいんです‥」




『ホ‥ホークスさん‥っ‥』




「ちゃんが嫌なら無理にとは言わない‥‥けど」




想いを伝えることは出来ないから



せめて
このキスで俺の想いが伝わればいいのに




戸惑うちゃんの顔をそっと両手で包み込んで
ゆっくりと唇を重ね合わせた




『は‥ぁっ‥‥』




そのまま唇に舌を割り入れて
くちゅりと舌を絡ませると


さらに熱い吐息が溢れた




「今日だけは‥‥俺だけのモノに‥」






コートを脱ぎ捨てて
顔を赤くするちゃんの上に覆い被さった
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