第6章 day3 ホークス
荼毘side
「お気に入りを取られたってのにご機嫌だな?」
ソファに座りながら掌の中の華奢なアクセサリーを見ているとスピナーが後ろから話しかけてきた
「まぁ‥どうせまた取り戻すし」
「取り返せんのか?今日もメディアはヒーリングガールの話題で持ちきりだぜ?ヒーロー達にとってもお気に入りをそう易々と2度も奪えんのか‥?」
「奪わずとも向こうからやってくるさ‥ヒーローってのは守るものが多いんだろ?」
ゴールドのネックレスには小さな羽のチャームがついていた
「ヴィラン連合としても治癒の個性は喉から手が出るほど欲しいしな‥あんな可愛いと連中の士気もあがるだろうし」
実際ヴィランの中にもヒーリングガールの隠れファンは大勢いた
「待ってないで奪いに行けばいいのに‥!早く会いたいな〜ちゃん」
「まぁ待て‥焦らなくてもいい‥楽しみはじっくりと時間をかけようぜ」
俺の名前を呼ぶ可愛い声
腕の中に抱き締めた柔らかな身体
痛みを感じなくなった身体で
こんなにも快楽を感じられるとは思わなかった
思い出すだけでまた気分が高揚していく
『も‥もう‥‥っ‥やめて‥くださ‥っ』
1度目に気を飛ばしたあと
目が覚めるまでにベッドの柵に手を縛り付けて
四つん這いにさせた身体に後ろから一気に挿入した
その刺激で意識を取り戻したあとも
何度も何度も気を失っては犯し続けた
俺の行動ひとつひとつに感じて
顔を真っ赤にして
可愛い声をあげるのがたまらなく興奮した
いよいよぐったりと気を失ってからようやくその身体をベッドへと横たわらせて
その寝顔を覗き込むように横に寝転んだ
身体には俺がつけた複数の痕
「いーこと考えた‥」
華奢な身体を抱き寄せて
自撮りをするようにその姿を収める
そして
スケプティックが入手した焦凍の携帯電話へと画像を添付した
まぁそのせいで位置情報を掴まれて居場所がバレたけど
でもその代わりにヒーリングガールの携帯電話にはGPSを仕込ませてもらった
今後どこにいようが俺たちにはお見通しってわけだ
「早く会えるといいなぁヒーロー」
これからの事を考えると笑いが止まらなかった