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【R18】僕のヒーローアカデミア 薔薇と棘

第5章 day2 late night 奪還


「疲れただろう‥ご飯は用意してある。食べれるなら食べて早く寝ること。」


寮に帰ると美味しそうなご飯が用意されていて気付けばお昼から何も食べていなかったお腹が小さく音を立てた



『相澤先生‥みんな‥‥今日は助けにきてくれて本当にありがとうございました!!心配かけてごめんなさい‥』



改めて深く頭を下げるとみんなの顔がふわりと柔らかくなった




「ヒーリングガールの事命より大事に思ってるやつが山程いるんだ‥俺も含めてな。だからこれからも元気でいてくれよ。」



私の頭をくしゃりと撫でて相澤先生が教師寮に戻って行く




「じゃあ‥おやすみなさい‥!」




焦凍くんと緑谷くんも深く頭を下げてそれぞれの部屋へ帰って行く




『お部屋帰らないの‥?』



用意してもらったお料理を食べ終わっても隣にいてくれた爆豪くんが
ずんずんと距離を詰めてくる




『爆豪くん‥?』




「どんだけ心配かけたら気ぃすむんだ‥‥」




身体を抱き寄せられて
爆豪くんの腕の中にすっぽりと収まる



『ご‥ごめんね‥』



「なんで‥俺より先に半分野郎と‥荼毘にまでやられとんだ‥‥」



強く抱きしめられていて顔は見えないけど
怒りながら泣いている気がした



『爆豪くんも身体つらいよね‥‥ごめんね‥』




「つらくねぇわ‥」



ずびっと鼻を啜りながら
背中に回された手が頭を撫でる




ひどく優しい手つき
普段の行動とのギャップで胸がとくりと跳ねる




「これだけは覚えとけ‥‥個性にヤられたから抱きたいんじゃねぇ‥‥俺はずっと前から惚れとんだ」



『ばくごうく‥んっ‥』




そっと顔を上げると右手で顎を掴まれて唇が重なり合う




優しく口内をなぞるような舌の動きに身体が火照りだす




「っ‥これ以上は俺も我慢できねぇ‥‥早く寝ろ‥‥部屋まで送ってく」




突然の爆豪くんのキスに力の抜けてしまった体をいとも簡単に抱き上げられて部屋の前まで運んでくれる




『疲れてるのにっ‥重たいよねっ‥ごめんね‥!』




「次ごめんって言ったらもっかいキスすんぞ‥」




『ご‥ごめんっ‥!!』




「誘っとんのか‥‥っ」




『あ‥ありがとうっ!おやすみなさい‥』



そっと部屋の前でおろしてもらってお礼を言う
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