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【R18】僕のヒーローアカデミア 薔薇と棘

第4章 day2 night 荼毘


荼毘side




俺のことだけをその目にうつして


もっと俺を欲しいとばかりに見つめてくる



「家族すら俺のこと見なかったのに‥‥お前は俺だけを見てくれるんだな」



首筋にも噛み付いて
逃げないように痕を残していく




『んんっ‥だ‥び‥っ』




「燈矢」




『えっ‥?』




「燈矢ってよんで」




力なく俺に抱きついている身体を抱きしめて壁際まで歩いて行く




『うご、いちゃ‥っ‥だめ‥っ‥おくっ‥あたる‥っ‥』




歩くだけで感じる刺激
ギュッと俺に抱きついたまま身体をビクビクと揺らす




柔らかくて

壊れそうで



壊したくなるくらい興奮する


『‥とう‥っ‥や‥さん‥』



気力だけでなんとか気を保っているんだろうが
はぁはぁと荒い吐息が首筋にかかる


俺の名前を呼ぶ可愛い声




壁に背中を押し付けて上下に激しくピストンする


早く
俺だけを目にうつしたまま


俺の身体を感じながら意識を失えばいいのに



『ひっ‥‥ゃっ‥!ふ‥っ‥ふかっ‥‥む‥りぃ‥‥っ』




「あぁっ‥一番奥まで届いてんのわかるか‥っ‥気持ちいいなぁ先生‥」




『とっ‥‥や‥‥とう‥や‥っ‥』




ヴィランだなんだって
そんな事も考えられなくなったのか




綺麗な目からぽろぽろ涙こぼして俺の本当の名前を呼ぶ




「俺のもんなる気になったか‥っ」




どうしようもなく興奮した俺の身体もまた限界が近くて

溺れそうな程の快楽にずぶずぶと沈んでいく



一番奥深くまで挿入した欲望は
熱に溶かされ混ざり合い



まるで一つになったみたいで生まれて初めての感情に胸が躍る



気持ちが良くて



求められて
満たされて


気付けば
目尻から熱い赤が流れる



『泣いてるのっ‥‥?つら‥い‥っ‥?』



混濁した意識の中で
本能だけで頭を優しく撫でてくる



「なんでだろうなぁ‥感情が高ぶると抑えられなくなる」



誤魔化すように笑いながら
密着する身体をさらに強く抱きしめて唇を重ねる



『わたしが‥‥っ‥たすけ‥る‥』



そう言いながら最後に深く突き上げると意識を飛ばしてしまった



「助けてくれよ先生」



腕の中で眠る優しきヒーロー


こいつを離すつもりはもうさらさらない
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