第1章 雨上がりの空に/十亀 条
私は一瞬ドキリとして、慌てて体を起こすも···。
「ご、ごめん!私、ベッド···っ、きゃあぁ!」
「···、あんなもの見せられちゃったらぁ、もう無理ぃ···」
スルッと即座にパンツを脱ぎ捨てられて、一気に開かれた足の中心に顔を埋めた条くんは、溢れた愛液を舌先で救うようにして、私の秘部を舐め上げる。
「ひぅっ♡あぁっ、そ、だめぇ···っ♡」
熱くて唾液に濡れた舌先で丁寧に舐められて、クリトリスにたどり着くと、既に勃起してピント立ち上がり主張したクリトリスに、ちゅぅっ♡と吸い付いた。
私は堪らなく腰を跳ね上げる。
「はっ、はっ、はっ···やぁ、っ♡あぁっん、やぁ」
「弱いよねぇ···ココ♡あ、好きの間違えか···」
私は条くんになされるがままだ。
一生懸命呼吸して、体内の熱を冷ますように、甘い熱をひたすら逃がす。
ちゅっ♡くちゅっ、···はぁっ♡。
「ねぇ、"中"も舐めていい···?」
「えぇ?中って···!?だっ、だめ、そんな」
熱を孕んだ条くんの緑色の真っ直ぐな視線が飛んで来る。
一瞬、聞かれた言葉が理解出来なくて首を傾げたが、中、と言われればアソコしかない。
膣の中─···。
思わずキュンと締めてしまったためか、とろぉっ♡、と溢れた愛液を条くんは見逃さない。
「ほらぁ♡···こんなに蜜を垂らして···今かと待ちわびてるんでしょ?はエッチだもんねぇ」
「や、ちがっ、まっ、だめだってばぁ!♡」
条くんの指が、私の秘部をぱっくりと開いて、膣口をチュクチュクと舐めてから、ぬちゅちゅ、と舌を私の膣内へと挿入させた。
「あっ、きゃっ!中に···条くんのっ···♡」
クリトリスをクリクリとこねくり回しながら、条くんの舌が私の中で畝る。
愛液を味わうように出し入れを繰り返し、飲み込む。
──あぁ、頭がおかしくなりそう。