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Precious*Days【WB/短編/R18】

第1章 雨上がりの空に/十亀 条



「···」

吐息を含んだ条くんの声に、心臓がどくりと跳ねた。
頬に手を添えられて目を閉じれば、そのまま唇を塞がれて、互いに舌を絡め合う。

口の中に溜まった唾液を、こくんと飲み込んだ。

条くんは私から離れると、私の足をやんわりと開いて膣口に条くんの固い肉棒が当てられて、一瞬だけ身構える。

今か今かと待ちわびる私の膣口からは、とろりと愛液が垂れて止まらない。

「はぁっ、、いい?」

「ん、んん、···条くん、来て♡」

ひくん、ひくん、と、私の中が疼いてたまらない。

ずちゅん♡
ぐちゅっと卑猥な音をたてて、私の中にググッと条くんが入って来た。
私はたまらなく胸が切なくて、きゅんとして幸せな苦しさを感じながら、条くんを受け止めるけれど、それとは反対に気持ちが良すぎて、無意識に私の中は条くんをキュンキュンと締め付ける。

「ひゃぁ〜─····♡♡♡」

軽く達してしまい、ビクビクと体が震える。
途端に生まれる幸福感。

「っ、」

条くんの余裕の無い声が耳元で聞こえた。
顔を見れば、額に眉を寄せて耐えている様子に、もう、私は条くんが好きで好きでたまらない思いが止まらない。

「ごめんっ、気持ちよくって···大丈夫?っっ、きゃあ♡っ、じょ、条くん?!」

「悪い、我慢出来ない···」

「あっ、あっ♡じょ、くんっ!あぁ、ゃっ、こすっちゃあ♡♡」

条くんが私に打ち付ける音と、結合部からの卑猥な音が部屋を見たし、それがまた私達を昂らせて行く。

───あぁ、条くん、条くん、条くん──···。

私の中が、条くんでいっぱいになる。
必死で快感を受け止めて、条くんの背中に腕を回してしがみついた。

「、···愛してる」

「条くん、私も···愛してるっ、!あぁ、い、く、···いっちゃ、っっ♡」

ぱちゅぱちゅと私の中で条くんが太くなる、瞬間、私達は同時に達した。

──ビクビクビク!!

甘い快感が稲妻のように駆け抜けて、私達は再び唇を重ねた。


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