• テキストサイズ

君の隣にいたい《ハイキュー》

第2章 高校生


______

「なんでくるみちゃんは病院?」


『恥ずかしいんですけど、体育の授業でバスケしてて……ボールが頭に当たっちゃって』


「え!?」

『それで倒れちゃっって…』

「倒れた!?」



及川が心配そうに覗き込む。

「本当に大丈夫?」

『平気です!』

「無理してない?」

『大丈夫ですってばー!』

「……」



及川は少し黙って。

「そっか」

それでも心配そうにしている。


『及川さんって優しいですね…!』

「え?」

『さっきからずっと心配してくれてるから』

「……」



及川は一瞬だけ黙る。

そして。



「そりゃ心配するよ」


『?』



「一目惚れした女の子が怪我してたら」



『……え?』

「……あ」

言ってから気づいた。



「……言っちゃった」


そんな及川にぶーと反論するくるみ。


『もーからかいすぎです!』



「からかってないよ。」



及川は真面目な顔で告げる。



「俺、くるみちゃんに一目惚れした」

『、!』


「だから」

少しだけ身を屈めて、彼女の顔を覗き込む。

「これからいっぱいアピールするね?」



『……っ』



顔が一気に熱くなる。



「ふふ」

『えと、あの…!その、』

「かわいい」


困ってるくるみが可愛くてついつい意地悪してしまう及川。



『!も、ふざけないでください…!』

「だって本当だもん」

『……』


及川は楽しそうに笑っている。



その横で。

くるみはまだ知らない。


今日、たまたま病院の前でぶつかったこの人が。

これから自分に――



呆れるほど真っ直ぐな好意を向けてくることを。
/ 37ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp