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君の隣にいたい《ハイキュー》

第2章 高校生


病院にて_____




孝支に〝体育で怪我したから病院に行ってくる。もしかしたら遅れて練習試合見に行くかも!〟


と1報メールを送っておいた。


診察を終え、病院の自動ドアを抜ける。

『……ふぅ』


結局、頭を打ったことについては念のため様子を見ることになったけれど、大きな問題はなかった。



足も。


「軽く捻ってるだけだから、今日は無理しないように」

そう言われただけ。

『よかったぁ……』



これなら。


練習試合、少しだけでも見られる。


そう思った瞬間。

さっきまで重かった足取りが、少しだけ軽くなった。




『青葉城西……どこから行けばいいんだろ』



スマホを取り出して地図を確認する。

「……こっちかな?」

一歩踏み出した、そのとき。

ドンッ。



『わっ……!』

誰かとぶつかった。

「っと!」



転びそうになった体を、腕を掴まれて支えられる。

『す、すみません……!』

「大丈夫?」

『はい……!』



顔を上げる。

そして。


「……」

『……?』

目の前にいたのは。



見たことのない男の人。

少し長めの髪。

すらっとした背。



そして

白のジャージに青葉城西と書いてあった。


『あ……』

「……」


及川は。

完全に固まっていた。

さっきまで病院で診察を受けて、これから学校へ戻ろうとしていた。



ただそれだけだった。



なのに。

目の前に現れた女の子を見た瞬間。

「……え」

思わず声が漏れた。




くるみ色のふわふわした髪。

大きくて、飴玉みたいな瞳。

小柄な身体。

しかも。



「……かわい」

『え?』

「……いや、なんでもない!」

慌てて手を離す。

『あ、すみません!私、急いでて……』

「怪我してる?」

『え?』

「足」



及川が視線を落とす。

『あ……ちょっと捻っちゃって』

「ちょっと?」

『うん。病院行ってきたところで…』

「えっ!?」

及川の顔色が変わる。

「病院?」


『あ、でもそんな大したことなくて…!これから青葉城西に行きたくて、…!』



「……青葉城西?」

『はい!』

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