第2章 高校生
______________
・
・
『ん…』
「気がついた?」
目を覚ますとベッドの上だった。横には養護教諭の先生。
体を起こすと保健室で。
『あれ、私バスケ…』
「もー。北澤さん体弱いんだから無理しちゃだめでしょう。頭にボール直撃しちゃったのと酸欠で意識失っちゃったのよ。」
『すみません…。』
自分は小さい頃から少し人より体が弱かった。でも最近はだいぶ成長したし大丈夫だと思っていた。
「ここまで月島くんが運んでくれたのよ?」
『え?』
「お姫様抱っこで抱えて連れてきてね。心配してたわよ。」
『月島くんが…』
毎回迷惑かけてるなぁ…。申し訳ない…。
「もう今日は早退して病院で見てもらってきて。荷物は冬音さんがそこに持ってきてくれたから。」
横を見るとカゴに私の1式の荷物が置いてあって、上に1枚の紙が乗っていた。
〝くるみほんっっとにごめんね。何が奢るね。お大事にね!〟
心が暖かくなるのと同時に心配をかけてしまったことに申し訳なさを感じる。
荷物を取って病院に向かうことにした。
_____________________
職員室で事情を説明し、早退届を書く。
と、
「北澤くるみさんですよね?昨日バレー部のマネージャーしてくださった。」
『あ、はいっ…!』
武田「僕は男子バレーボール部の顧問の武田です。月島くんからお話聞いたんですけど怪我は大丈夫ですか?」
『多分大丈夫なんですけど、一応今から病院行かなきゃ行けなくて、』
「そうだったんですね…。練習試合は青葉城西でやるのでバスで向かうのですが間に合わないと思うので、今日はゆっくり休んでもらって大丈夫です。」
明日からまたお待ちしてますねと笑う武田先生。
『あの…病院行って大丈夫だったら、遅れてでも試合見るだけ行っちゃダメですか?どうしても、見てみたくて…』
ドキドキしながら聞くとにこやか笑って返してくれる先生。
「!もちろん。わかりました。ただ気をつけてきてくださいね。」
『ありがとうございます…!』