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君の隣にいたい《ハイキュー》

第2章 高校生


『明日からバレー部楽しみだな〜!』


嬉しそうに笑うくるみを見て。

菅原も、つられるように笑った。

けれど。


その胸の奥では。

今日一日、何度も見た光景が浮かんでいた。



日向と楽しそうに話していたこと。

影山に助けてもらって笑っていたこと。

みんなに囲まれて、嬉しそうにしていたこと。


そして。

「……人気者だな」

『え?』

「なんでもない」

『変なの』

また笑う。

菅原はその笑顔を横目で見ながら思う。




――これから毎日。

この笑顔を、みんなが見るんだ。


それが嬉しいような。

少しだけ、嫌なような。



自分でもまだ名前のつけられない感情を抱えたまま。



二人は夕暮れの道を歩いていった


______________________

その背中を、体育館の窓から眺めていた人物が一人。



「……」

月島だった。

「ツッキー?」

山口が声をかける。

「何見てるの?」

「別に」


月島は窓から視線を外す。



「…帰るよ山口」

「う、うん」



――まだ誰も気づいていない。

彼女が「マネージャーになろうかな」と決めたその日から。

烏野高校男子バレー部の毎日に。

少しずつ、彼女が入り込んでいくことを。

そして。



彼女自身が一番気づいていないだけで。

その存在を気にし始めている人が、もう一人いることも。
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