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君の隣にいたい《ハイキュー》

第2章 高校生


少し歩いてから。


『ねえ、お兄ちゃん』

「ん?」

『私、マネージャーやろうかな』

「うん」

『今日すっごく楽しかった』

「そっかー。よかったな?」



頭をくしゃっとまた撫でてくれる孝ちゃん。



『みんなも優しかったし、清水先輩も優しいし』

「うん」

『それに――』

少しだけ後ろを振り返る。

体育館から、まだみんなの声が聞こえている。

『お兄ちゃんがバレーしてるところ、もっと見たい』



「……」

孝支が足を止める。

『? お兄ちゃん?』

「……いや」

すぐに笑って歩き出す。



「嬉しくてさ」

『ほんと?』

「うん」

『じゃあ、やってもいい?』

「…うん。いいよ。」

『やったー!じゃあやる!』

「決めるの早っ」

『だって楽しかったから!』

「ははっ」


帰り道。

二人並んで歩く。




『お兄ちゃん』


「ん?」


『手繋いで帰ろ?』


「だーめ。外でしょうが」


『えーけち。誰もいないよ?暗くて怖いもん。』


「そうやって怖いっていえば繋いでくれると思ってるだろー」



『一緒に登下校したかったのー!…お兄ちゃんはそんなことないんだ?』



口を尖らせて歩くくるみを見兼ねて、孝支が仕方ないなぁとさっと手を繋ぐ。




それにパァっと顔を明るくさせてにっこりするくるみ。





『お兄ちゃん大好き!』





その言葉に孝支はドキリとする。






「…俺もだよ。」




繋ぐ手にぎゅっと力が入る。

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