第10章 ポリネシアンセックス
サチはこのポリネシアンセックスを経験してみたくなった。
サチは激しいセックスに少し飽きて来ていたのだった。
その夜、サチはお風呂上りにビールを飲みながら和樹にこのポリネシアンセックスの話をしてみた。
「和樹、ポリネシアンセックスっていうのがあるんだけど、やってみない?」
「ポリネシアンセックス?どんなやつ?」
「挿入しても暫くは射精をしないのよ。お互い愛撫には1時間かけるの」
「随分と、のんびりしたセックスなんだね」
「確かにそうかもしれないわね。でも、すごく感じるセックスらしいのよ」
「本当かい?」
和樹はちょっと興味なさそうだった。
やっぱり挿入して激しくピストン運動し身体の中に射精してゆく方が気持ちいいと思っていたのだった。
翌日、サチはまたポリネシアンセックスのやり方を自室のソファーに座って調べてみた。
期間は5日かけてやるようだと書いてあった。
4日間はお互いの性器には触れずに身体中を愛撫してゆく。
お互いがじらしながら4日間を過ごすのだった。
サチは5日間も時間をかけていられないと思っていた。
だが、そこにはそう書かれていたのだった。
5日に1度だけ挿入をし、残りの4日は性器以外の愛撫だけに留めるということだった。
この挿入をしない4日間は、挿入に向けて気分を高めてゆくための期間らしい。