第1章 ベッド
「ええ、わかったわ」
「じゃ、俺先に入ってるから」
そう言うと和樹はバスルームへと行った。
二人のマンションのバスルームはとても広かった。
バスタブだけでも大人が二人優に入れる大きさだったのだ。
和樹はバスタブに背を持たれかけさせ、両手を広げて入っていた。
サチは半分恥ずかしい感じはしたのだが和樹のいるバスタブに入ってきた。
湯船に浸かると暖かさを感じたサチだった。
サチは後ろを向き和樹に抱きかかえられるようにして入っていた。
自然と和樹の手がサチの乳房をまさぐってくる。
サチの感度は衰えていない。
むしろ40代に入ってから益々感度は良くなっていった。
40代と言えば、ことわざでも女性はし頃である。
サチの性欲は衰えていなかった。
それに和樹もまだ40歳になったばかりだった。
お互いに性欲は衰えを知らなかったのだ。
和樹は尚もサチの乳房を揉み始める。
「あ…ん、、、」
微かにサチの甘い声が聞こえてくる。
和樹はサチの顔を自分の方に向けてキスをしてきた。
和樹特有の舌を思いっきり絡ませて吸い上げてくるキスだった。
サチはこの和樹のキスだけで身体が濡れていくのを感じていた。
キスをやめると和樹はサチの首筋に唇を這わせてゆく。