第6章 バスルーム
「え?一緒に?」
「うん、たまにはいいじゃん?」
「そうね、暫く一緒に入ってないわね。いいわよ」
サチはちょっと恥ずかしかったがそれを了承したのだった。
「じゃ、俺先に入るから…」
「うん、わかったわ」
そう言うと和樹はバスルームへと消えていった。
和樹はバスルームに入ってゆくとマットを敷いた。
そして、バスタブに両手を広げながら湯に浸かっていた。
サチが来るのを待っていたのだ。
扉が開く音がした。
サチが入ってきたのだ。
バスルームに入ってくると直ぐにマットが目に留まったサチだった。
「和樹、これって…」
「そうだよ。ローションプレイのマットだよ」
和樹はとても嬉しそうにそう言ったのだ。
サチはちょっと笑ってしまった。
ローションプレイは中村とやって以来誰ともしたことがなかったのだ。
ローションプレイは一度やると病みつきになることをサチは知っていた。
サチは身体をシャワーで軽く汗を流した。
そして、バスタブに和樹に身体を持たせかけるように入っていく。
サチは後ろから和樹に抱きかかえられるようにして湯に浸かっていた。