第5章 キッチン
サチは慌ててそう言った。
サチは半分着乱れた状態になっていた。
サチは『告発の行方』という映画を思い出していた。
ジュディー・フォスター演じる主人公が深夜の酒場のピンボールマシンの上で複数の男性からレイプされるという衝撃的な内容の映画だった。
サチはピンボールマシンではないが、今自分はキッチンのダイニングテーブルに押し倒されているのだ。
これから始まるであろうことを考えていた。
和樹はサチのワンピースの裾をめくりあげた。
かなり乱暴にサチのパンティを脱がせていった。
明るい部屋でそんなことをされるとサチはとても恥ずかしく感じていた。
「か、和樹、や、やめて…」
「いいじゃん、誰も見てないんだから…」
サチはそう言われれば言われるほど身体が濡れてゆくのを感じていた。
和樹はサチの花びらに指を入れてきた。
すでにそこは甘い蜜で溢れかえっていた。
「あ、ん…」
サチから苦悶に似た声が聞こえてきた。
「もう、こんなに濡れてるんだ…」
和樹が意地悪そうにそう言ってくる。
そんな言葉を聞くと余計に濡れてゆくのを感じずにはいられないサチだった。
和樹は自分のスウェットの下を下ろしトランクス1枚になった。