第5章 キッチン
「あ、ん…。か、和樹、まだお昼よ…」
「いいじゃん、休みなんだから…」
尚も和樹はサチの乳房を揉んでくる。
揉みながらサチの顔を後ろに向かせるとキスをしてきた。
サチはこのキスで身体が濡れてくるのを感じていた。
和樹はサチの首筋に唇を這わせてゆく。
サチから微かに喘ぐ声が聞こえてきた。
和樹は優しくサチのカーディガンを脱がせていった。
サチの綺麗な白い肩が見えていた。
そのキャミソールワンピとブラの肩ひもをゆっくりと外してゆく和樹。
サチはされるがままだった。
コーヒーが飲めなくなっていた。
「か、和樹、ベッドに行きましょう…」
「いや、ここでいいんだ…」
「え?キッチンで?」
「そうだよ、このキッチンで…」
そう言うとダイニングテーブルの上に置いてあったマグカップを和樹は乱暴に手ではらい床に落としていった。
パリンとマグカップの割れる音がした。
サチはその音を聞いて驚いている様だった。
和樹はゆっくりとサチを椅子から立たせた。
そして、サチの身体をダイニングテーブルの上に押し倒したのだ。
「か、和樹…」