第4章 紐
そう和樹は言うとクローゼットから長めの紐を持ってきた。
それは和服を着るときに使う腰ひもだった。
男性用の腰ひもだったので長さはかなりあった。
和樹はSだった。
その紐を手に取るとSの血が騒ぐのを感じずにはいられなかった。
和樹はベッドに寝ているサチにディープキスをしてきた。
そして、サチの両手をその紐で縛り始める。
サチは内心とてもドキドキしていたが、ワクワクもしていたのだった。
両手を縛り終えるとその紐をサチの首に回してきた。
回した紐を今度はサチの両足を縛ってゆく。
サチは身動きが取れなくなった。
と、同時に少しでも動くと首が締まるのだった。
「余り動かない方がいいぜ。首が締まるから…」
「か、和樹…」
和樹が意地悪そうにそう言ってきた。
和樹はサチの身体をいたぶるように手でまさぐってきた。
サチのキャミソールの肩の紐を半分外した。
小ぶりだが形の良い乳房が顔を出してきた。
半分キャミソールを脱がされた状態で和樹はサチの乳房にむしゃぶりついた。
サチの乳首を口に含むと軽く甘噛みしては赤ん坊のように吸い上げ舌で転がしてゆく。
「あぁ、ん、、、」
サチから甘い声が聞こえてきた。
花びらは甘い蜜で溢れかえってきた。