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七十二候

第10章 竹笋生(たけのこしょうず)


「ううん。無事ならいいんだけどさ」
「どうするかちょっと考える」
「うん、そうだね……」

 私と徹の間にはしばらく微妙な空気が続く。幼馴染って何なんだろう。なんでここまで私を心配するのか、このときはまだよく分かっていなかった。この距離感を測れずにいた。
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