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七十二候

第71章 雀始巣(すずめはじめてすくう)


 この曲を書いていく中で、改めて徹のことが大切なんだと再認識しました。
 飄々としていてお調子者で、いつも岩ちゃんに叱られていて、時に大人げのないやつだな、と思うこともあるけど、みんなに愛されていて、頼られていて、持ち前の洞察力で周りの人を導き、人々を惹きつける。そして血のにじむ努力を当たり前のようにでき、たくさんの苦難があっても決して情熱は絶やさない。自分の力を誰よりも信じて、意思を貫き通す徹はとてつもなくかっこいい。
 バレーをやっている徹を全世界の人に見てもらいたいです。そのために、私は何でもしたい。

 私の師で、ライバルで、大好きな人へ。
「音楽があなたの人生の重荷を振り払い、あなたが他の人と幸せを分かち合う助けとなるように」

 私はこれからも音楽と共存します。でも、それは徹の隣でないと意味がないのだと気が付きました。これからは徹の隣で同じ夢を見たい。そして、私の夢も一緒に見て欲しいです。

 いつまでも待っているので、徹の気持ちを聞かせてください。それまで、どうがお元気で。また会いましょう。

敬具
令和2年3月22日

雨宮 萌
Toru Oikawa 様
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