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七十二候
第6章 霜止出苗(しもやみてなえいづる)
その後、徹は彼女を作った。たまたま告白されてOKしたと言っていた。
好きな子いたんじゃなかったっけ……と思ったけれど、あまりその件については口出しできなかった。何人目の彼女なのか。初めての彼女なのかも実は知らなかった。私はそのくらい長い間、徹とは込み入った会話はしてこなかったのだ。
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