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【ONE PIECE】罪を抱く紅い目をした白き竜
第6章 旅立ちの時
クザンは薄く笑った。
(お前には……何年経っても敵わないな……)
ーあんな涙ぐんだ目を向けられたら、逆らおうにも逆らえなくなるだろ……。
クザンはメアリーの瞳を見つめて口を開いた。
「……わかったよ……メアリー」
メアリーは大きな目をさらに大きくさせて少しだけ驚いたが、すぐに笑った。
「ありがとう。クザン」
昔と同じように話してくれた元上司にメアリーは優しく笑いかけた。
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