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【ONE PIECE】罪を抱く紅い目をした白き竜

第56章 天竜人と8人目の新たな仲間


「邪魔したわね」
 ミーウは1番後ろの席から舞台の上にいるディスコへと話しかける。
「どうぞ、続けて」
 ミーウはにこりと笑った。
 舞台の上で固まっていたディスコは体をブルブルと揺らして、すぐに作り笑顔を浮かべた。
『さ、さて、それではオークションを再開致します! 準備を致しますので、しばらくお待ちくださーい』
 ディスコはなんとか会場を盛り上げようとしている。
 その間に、ロズワードとチャルロスの元にオークション会場のスタッフが走って来た。彼はそのまま土下座をする。
「チャ、チャルロス聖!」
「来るのが遅いえ! 早く席へ案内するえ!」
「はっ、ただいま!」
 苛々した様子でチャルロスはスタッフに命令する。そして、ズカズカ歩いてキッドの前を通り過ぎた。
「お気を付けください」
 スタッフが階段へ誘導すると、会場にいた貴族たちが顔を背け始めた。特に女の貴族たちは顔を隠すように、自分の旦那に抱き付く。ーーこれはチャルロスが気に入った女性を見たら、天竜人の権利を駆使して無理やり妻にして聖地マリージョアへと連れ去ってしまうからだ。
「やっと来たアマス、チャルロス兄様」
 女の天竜人が振り向き、口元に笑みを浮かべる。
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