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【ONE PIECE】罪を抱く紅い目をした白き竜

第54章 13人の超新星


 攻撃を跳ね返された金髪の男は大きく後ろへと飛んだ。空中で1回転すると、地面に着地する。
「なるほど……」
 巨大鉛筆を持った大男がドレークを見て、手に持っていた武器を肩へと担ぐ。
「落ちた将校、ドレークか……へへへ……」
 大男はニヤリと笑みを浮かべた。
 ーーこの男の名は、“怪僧”ウルージ。“空島”出身。破戒僧海賊団船長。懸賞金1億800万ベリー。
「命を拾いなさったな、マスクの人」
「……」
 金髪の男は鎌を構えたまま、黙って男たちを見ている。
 ーー“殺戮武人”キラー。“南の海”出身。キッド海賊団戦闘員。懸賞金1億6200万ベリー。
「……」
 ドレークは暴れていた2人を止め、船員たちと共にどこかへ行こうと歩き出した。

「今……いいとこだったのに……」

「……」
 少し離れたところでボソッと言われた言葉に反応して、ドレークは立ち止まってその男を見下ろした。木の箱の上に大きく足を開いて腰をかけ、手を体の前で組んでいる男。彼の近くには、長い刀が置いてある。

「ドレーク屋、お前……何人殺した?」

 俯けていた顔を上げると、酷いクマがある顔が覗く。
 ーーこの男の名は、“死の外科医”トラファルガー・ロー。“北の海”出身。ハートの海賊団船長。懸賞金2億ベリー。
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