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【ONE PIECE】罪を抱く紅い目をした白き竜

第52章 〈偉大なる航路〉前半の海


 ーエースと出会った。昔、会った時のことは覚えていない。でも、彼とは新しい思い出ができた。それに……。
ー次は忘れるなよ。
ー忘れないわ。絶対に。
「今度は……忘れない……」
 ー絶対に忘れない。彼のことも……あの夜のことも……。
(今、どこにいるのかな?)
 ー野暮用で〈偉大なる航路〉を逆走していると言っていた。その用事が終わって、今は仲間たちの元へ戻っているのだろうか……。
「……また……会いたいな……」
 ミーウは目を細めて、右手で左手を包んだ。
 ーそれから、ルフィと麦わらの一味と出会って、アラバスタで共闘した。“七武海”サー・クロコダイルを倒して、アラバスタは平和を取り戻した。
(彼らも……どこにいるのかな?)
 ー多分、遅かれ早かれ、また会えるような気がする。
 ミーウは目の前に広がる海を見た。
 ーその後、ユイが仲間になった。そして、ハンコックたちと出会った。彼女たちと協力して、悪事を働いていた海軍中将とCP-3を倒した。彼女たちの秘密を知ると共に、世界政府への怒りが更に増した。懸賞金も4億に上がった。
「……」
 ー初めて、海軍の護衛なしで旅をした。たくさんの人と出会えた。たくさんの知らない世界を知ることができた。たくさんの仲間と思い出ができた。
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