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【ONE PIECE】罪を抱く紅い目をした白き竜

第45章 砂の王国“アラバスタ”


 ーーアラバスタ王国。サンディ島(アイランド)にある砂の王国。広大な土地の大半を砂漠が占めているが、〈偉大なる航路〉でも有数の文明大国とされ、人口は1000万人に至ると言われている。この国を治めているのはネフェルタリ家。世界政府創立に関わった20の王族の1つだ。他の王族は“聖地”マリージョアに移住したが、ネフェルタリ家だけはアラバスタに残った。
 ミーウたちはそのアラバスタ王国の港町であるナノハナの近くの海岸に船を停めた。
「あれがアラバスタの街か……」
「随分、栄えているな」
 トーダとケイトは上陸準備をしながら話している。
「ミーウ、ここでは何をするんだ?」
 クユンが船を操作しながら、隣で指示を出していたミーウに聞く。
「とりあえず、あの港町に行って食料や服などの物質を調達する予定よ」
「食料? 服? どうしてだ?」
 スレイジが不思議そうにミーウを見る。
「ちょっとだけ、首都のアルバーナに用事があるの」
 ミーウは少しだけ微笑んだ。
「あと、そこに行く前に立ち寄りたいところもあるの。そのためには、砂漠を通って行かないといけない。砂漠には何にもないから、水や食料……あとは砂漠の暑さに合わせた服装も必要ね」
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