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【ONE PIECE】罪を抱く紅い目をした白き竜

第43章 あなたと交わった夜


(一方的に、おれが悪い)
 エースは顔を覆っていた手を離し、ミーウの紅い瞳と目を合わせる。
「……今の行為は……本来ならば、両想いの奴らがすることで……ある程度の確率で、子どもができる可能性がある」
「……え!?」
 ミーウは自身の唇を押さえた。
「……すまねェ、何かあったら……責任は取る……」
「……」
 説明をしてから何も言葉を発さないミーウが気になり、チラリと彼女を見る。
 ミーウは何かを考え込んでいるかのように、床を凝視している。
「そうか……」
 しばらくしてから、小さく呟きミーウはエースを見た。
「分かったわ」
「分かったって……お前……」
「要するに」
 何かを言いかけたエースをミーウが止める。
「エースはわたしのことが……本当に好きだから……わたしたちの間に、子どもを作りたかったってこと……? だから、今日だけでいいからわたしがあなたを好きになることを……望んだってこと……?」
 ミーウは自分で言いながら、恥ずかしそうに俯いた。ーーこれで間違っていたら、自惚れもいいとこだ。
「……」
 ーー半分合ってて、半分合ってない。
「あー……うーん……」
 エースは困ったように、また恥ずかしそうに頬を掻いた。
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