第43章 あなたと交わった夜
「は……ぁ」
「はー……あー……」
2人共、肩を上下させ荒い呼吸をしながらしばらく絶頂の余韻に浸った。
エースがゆっくりと自身を抜き取ると、蜜孔から白くてねっとりとした液体が垂れる。
「は……っ……すまねェ。大丈夫か?」
「はぁ……はぁ……」
汗ばんだ体をくたりと脱力させている少女。その色香に喉を鳴らし、どうしても視界に入れてしまう秘孔からはとろりと自分が吐き出した白濁が溢れていた。
「平気か?」
「ん……」
「痛いとこはないか?」
「う、ん……ねえ、エース……」
エースは少し赤くなっているミーウの頬を撫でた。
「どうした?」
「……ずっと、気になってたの……。どうして、エースがこんなことするんだろって……」
「……」
エースは黙ってミーウの癖のない黒髪を指で梳かしている。
「教えて……くれないの?」
ー自分を好きだと言ってくれた男が今日だけ自分の心が欲しいと言った意味を……。
「……さっき、おれらがやったことがどんな行為なのか……知ってるか?」
「知らないわ」
「……はー……」
エースは自身の顔を手で覆った。そして、とてつもない後悔に襲われた。
「ど、どうしたの? わたし、何か……」
「いや、お前は悪くねェ」