第43章 あなたと交わった夜

　エースはミーウの腰を掴んで、当てがった蕾を慣らす様に何度も小刻みに上下しながら埋め込ませる。
「う……ぁ……」
　まるでぎちぎちと音を立てる様に入り込むエース自身に、ミーウの中が少しずつ隙間無く満たされていく。
「……っ……キ、ツ……ミーウ、痛くねェか？」
　ー今すぐ欲望のままに突き上げたいのを必死に耐え、彼女の頭を撫でながら中が自分の形に慣れるのを待った。
「……う……ん……いた……くは、ない……っ、け、ど……」
「ん？」
　なるべく痛みは与えたくなかったが、挿入の際にぶちりと中の膜を破る感覚があったので大丈夫だったかと質問してみると、肩で息をしながらミーウが何か伝えようとしている。
「お……なか……」
「？」
「おっき、くて……お腹……くる、し……っ」
「……」
「うぁ……っ、なん、また……」
　エースは自身が更に膨張するのを感じ、膣は圧迫感にギチリと悲鳴をあげる。
「はー……」
「……？」
「お前さ、そういうとこ……本当……」
「え……？」
「あー、クソ……無理、すまねェ。本当にすまねェ」
「エ、エース！　ま、待って！　なに、あ……！」
　太い杭が出ていったかと思えばすぐに勢いよく戻ってくる。そこに痛みはないが、エースが腰を動かす度に先程の変な感覚が襲いかかって来る。