• テキストサイズ

【ONE PIECE】罪を抱く紅い目をした白き竜

第42章 知られたくなかったこと


 珍しく、アユナがキツい言い方でスレイジを制した。ーーアユナの直感では、自分たちでは到底敵わない相手がこの島にいるからだ。
「……お願い、エース」
 アユナはエースを見た。
「……ミーウが危ないってことか?」
「……そう、かも……しれない……」
 その場にいる船員たちは凍りついた。ーー自分たちの船長の強さは船員である自分たちが1番よくわかっている。それなのに、そのミーウの身が危険ということは相当強い相手だということを察した。
「わかった」
 エースは笑った。
「エース……」
「安心しろ」
 未だに震えているアユナを見て、エースはまた笑顔を作った。
「ミーウは必ず、連れて帰って来る」
 エースはくるりと後ろを振り返り、船から飛び降りて森の方へと走って行った。

/ 671ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp