• テキストサイズ

【ONE PIECE】罪を抱く紅い目をした白き竜

第42章 知られたくなかったこと


「確かに、天竜人は嫌いだ」
「……」
 ミーウは肩を震わせた。ーーそんなことはわかり切っていたはずだ。天竜人は万人に嫌われている。
「だけど……」
 エースは目を細めて、相手を睨んだ。
「ミーウは……あいつらとは違う」
 ミーウは力なく瞼を上げて、エースを見上げた。

「おれは……こいつのことが好きだ」

「!?」
 ミーウは涙を流している目でエースを見つめた。
「エ……ス……」
「だから、こいつだけは殺させねェ」
 エースは炎を右手に纏わせた。
「炎上網!」
 腕から放った炎は森の地面を燃やし、炎の壁を作った。
「ミーウ! 逃げるぞ!」
 エースはミーウを横抱きに抱き上げた。そして、2人に追いつかれないように、全速力で港へと走って行った。

/ 671ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp