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【ONE PIECE】罪を抱く紅い目をした白き竜

第35章 夕焼けの意味


 大楠に着くと、いつものようにキッドとキラーが座っていた。
「お、ミーウ! アユナ!」
 キッドが近付いて来たミーウとアユナに手を振った。
「おはよう。キッド、キラー」
 ミーウはいつものように、にこりと笑った。
「旅行はどうだった? 楽しかったか?」
 キッドはいつものように笑いながら、ミーウとアユナに聞いた。
 ーーミーウの誕生日は他の島で祝うことになっていたため、ミーウたちは旅行に行くとキッドとキラーに伝え、島を数日間離れていた。
「うん、楽し……」
ーお誕生日おめでとう。ミーウ。
 その時、ある人の言葉がミーウの脳裏をかすめた。
(え?)
ーミーウ、今年1年はどんな年にするの?
ーえっとね、もう決めてるの。
ーあら、そうなの?
ーうん! おばあ様ともっともっといっぱい話して、もっともっと色んなことを教えてもらって、もっともっと強くなるの!
ーふふ、いい1年ね。ミーウはどのくらい強くなりたいの?
ーわたし、おばあ様よりも強くなることが目標なの!
ーわたしよりも?
ーうん! おばあ様は世界で1番強いんでしょ?
ーそうね……。まあ、そうね。
ーでしょ! だから、おばあ様よりも強くなって、わたしが世界で1番強くなりたいの!
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