• テキストサイズ

【ONE PIECE】罪を抱く紅い目をした白き竜

第31章 再会と敵


「島だ!」
 スレイジが甲板から声を上げた。
 ミーウたちはその声を聞いて、一斉に海の向こうを見た。
 クユンは1人でせっせと上陸準備をしている。
「綺麗な島ね」
 アユナは目を細めた。
 ーーミーウたちが着く予定の島はとても綺麗で賑やかな島だった。煉瓦造りの建物が並んでいて、島には花が咲き乱れていた。
「島に着いたら、各自自由行動ね」
 ミーウは自分の船員たちに言った。
「了解」
「用事が終わったら、なるべく早めに帰って来てね」
 皆は頷いた。
「今日の見張りは……」
「おれがやろう」
 クユンが名乗り出た。
「船の修理をしないといけないんだ。〈偉大なる航路〉に行くのに、あちこちボロボロだと保たないだろ?」
「じゃあ、ぼくも手伝います」
 ジウはそう言って微笑んだ。
「おれも残る。今日は船にいて、のんびりしたい気分なんだ」
 ミシュラはあくびをしながら言った。
「わかった。何かあったら電伝虫に電話して。すぐ行くから」
「わかりました」
 そうこうしているうちに、島に着いた。
「皆さん、お気を付けて」
 ミーウたちは2人と1匹に見送られて、島に上陸した。
「島に上陸するのも久しぶりね」
「そうね」
/ 671ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp