第31章 再会と敵
ミーウとアユナは横に並んで歩きながら話していた。2人でお出かけをするのも久し振りだった。
「ところで、アユナ。何す……」
ドーン!!
ミーウが言いかけたその時、2人が向かっていた方向から爆発音がした。
「何!?」
ミーウはとっさにアユナを庇った。
さっきの爆発音を聞いて、街の人々はミーウたちが来た方向に走り出した。
「ユ、ユースタス・“キャプテン”・キッドだー!」
「逃げろ! 殺されるぞ!」
ミーウはその叫び声を聞いて、街の人々と反対の方向に走り出した。
「ミーウ!?」
アユナはびっくりして、慌ててミーウの後を追いかけた。
ーキッドがこの街にいる。
「キッド!」
(やっと追い付いた)
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