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【ONE PIECE】罪を抱く紅い目をした白き竜

第14章 君の温もり


 ミーウが甲板にいる時、南の海で1隻の船が宴をやっていた。ーーどうやら、どこかの海賊に勝利をしたようだ。
「酒だー! 酒!」
「それ、おれの酒だぞ!」
「肉だー! 肉持って来い!」
「おい、お前ばっかりズリィぞ!」
「おら、呑め呑め!」
「♪〜ビンクスの酒を〜♪」
「ハハハハ」
 まさに、ドンチャン騒ぎだ。船員たちは楽しそうに酒を呑み、肉などの料理を食べ、肩を組んで歌を歌って騒いでいる。
「お前ら、騒ぎ過ぎだろ」
「だって、キラーさん、宴ですよ? 騒がないと宴をやってる意味がないじゃないっすか!」
 キラーはため息をついた。
「程々にしとけよ」
「了解っす!」
 そう言いながらも、船員たちは浴びるように酒を呑んでいる。
 キラーはまた、ため息をついた。
(明日は動けなくなりそうな奴がたくさんいそうだな)
 ー明日、海賊と出会さなければいいが……。
 キラーは自分の隣に座っている男を見た。
「おい、キッド。お前からも何か言ってやれ」
「あァ?」
 キッドも船員たちと同様に酒を呑んでいる。ーーそれも、結構な量をだ。キッドは酒呑みなので、人1人よりもたくさん酒を呑んでいる。
「……」
 キラーは頭を押さえて一言。
「ったく、呑み過ぎるなよ」
「あァ」
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