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【ONE PIECE】罪を抱く紅い目をした白き竜

第8章 幸せのかたち


「スレイジ」
 ミーウは微笑んだ。
「この島はとっても平和なのね……」
 ミーウは目を細めて、島の人たちを眩しそうに見た。
「子供たちがあんなに自由に……しかも元気に遊んでいる……」
ーミーウ、子供たちが自由に、そして元気に遊んでいるということはその島や国はとても平和だという象徴なのよ。
 ーーミーウは昔、大好きだったシェルミーに言われたことを思い出しながら言った。
「そして、女性があんなに生き生きと働いている……」
ーミーウ、女の人たちが生き生きと働いているということはその島や国は豊かで差別のない、優しい心の持ち主がたくさんいるという証なのよ。
 ミーウは笑った。
「それから……男性が常に笑っている……」
ーミーウ、男の人が笑顔でいるということはその島や国は暴力がなくて、悲しむ人や苦しむ人がいないのよ。それは、とても素晴らしいことなの。覚えておきなさい。
ーうん!
(うん……おばあ様……)
 ーちゃんと覚えています。おばあ様が残してくれた一言一言を……。
「それに……お年寄りがあんなに幸せそうに暮らしている……」
ーミーウ、お年寄りが幸せそうに暮らしているということはその島や国は1人になりそうな人に寂しい思いをさせない、気配りができる人が多い証拠なの。それに、社会的にお年寄りは弱い立場になりやすいけど、その人が幸せそうに暮らしているなら、その島や国は弱い立場の人でも安心して暮らせるということなの。
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