第9章 逢瀬
いつも、セックスする時は、殆ど押し倒されていたのでタカシの身体など見ている暇がなかった。
こうして見てみると、やはりその身体に心が奪われてしまうのを感じた。
シャワーから上がると冷蔵庫を開け氷を出してそれをグラスに入れると焼酎の水割りを作っていた。
タカシは私を見るとアルコールが入ったグラスを取りそれを飲んだ。
グラスをテーブルに置くと、煙草に火をつけて吸い始める。
その煙草を灰皿に置くと、私が座っているソファーに近づいてくる。
私はちょっとドキドキしていた。
タカシは顔を近づけてくると私にディープキスをして来た。
やはり、いつもの様に煙草の香りと味がしてちょっと苦かった。
尚も、唇を重ねてきて舌を絡めてくる。
私は、そのキスで感じてしまい身体の奥から熱いものが込み上げてくるのを感じていた。
この日、私は黒の肩がガッポリと空いて鎖骨が見えるようなセーターとジーンズ姿だった。
その、黒のセーターをタカシはちょっと乱暴に抜かしてゆく。
私はされるがままだった。
ジーンズもジッパーを下げられ、ボタンを外すと乱暴に脱がしてゆく。
私は、ブラとショーツだけになってしまった。
タカシはその私のブラのホックを起用に外してゆく。
ちょっと小ぶりな乳房が顔を出した。
それを見るとタカシは興奮を抑える事が出来なかった様で、いきなり乳首を口に含むと甘噛みしては舌で転がしてゆく。
「はぁ、はぁ、ん、あん、た、タカシ…」
思わず私から声が出てしまう。
私はソファーに腰かけながら、タカシに両脚を大きくM字に開かされていた。