第2章 2.告白
「うめぇ!」
ガツガツとどんどん口の中に詰め込む影山。
「うっ!ゴホッ!ゴホッ!」
「水!はい!」
「……ハァ〜!…うますぎて早食いしちまった」
「飛雄くん全然変わってないね〜」
「やっぱ潔子のメシはうめぇ。もっと食いてえ。」
「はいはい。ありがと。」
ニコニコの潔子にまた心臓がキュンと鳴るのがわかった。
「潔子が好きだ」
「……んっ!?ゴホッ!ゴホッ!」
「水」
無表情のまま水を差し出す飛雄くん
えっと、好きって、、どういう好きだろう?!
いきなし好きなんて言われて喉に詰まらせてしまった。
「……ふぅ〜。……えっと…好きって…」
「?潔子が好きだ」
飛雄くんは不器用だけど素直な性格である。
「えっと…私も…昔から飛雄くん好きだよ?」
「じゃあ両想いだな」
「あっ、そっち?」
「?違ぇのか?」
飛雄くんは素直だけどたまに何を考えているかわからない。
「えと…違く…ない…」