第3章 3.初体験
「人を好きになるって初めてでよ、どうしたらいいかわかんねぇけど潔子を大切にしたい。引かれるかもしんねーけど今すぐ抱きしめてぇ。嫌だったら、はっきり断ってほしい。」
ネイビーの瞳が潔子の瞳をしっかり見つめて捉える。
「引かないよ。好きな人を抱きしめたいって普通じゃない?」
影山が距離を詰めて、そっと右肩に右手を置いて自分の方へ引き寄せた。
潔子の頭が影山の右肩に当たる。
頭にそっと鼻を近づけてスン…と匂いを嗅いだ。
甘い良い香りがする。
ふと潔子が顔を上げ影山を見つめた。
目が合った二人は自然と口付けをした。
ふに…
ゆっくりと、そっと触れるだけの初めてのキス。
「柔らけぇ…」
初めて味わう人の唇の感触に赤面して、唇に手を当てた。
潔子も同じだった。
「飛雄くんの唇、すっごく柔らかい…」
性に興味を持つ15歳。
一度知ってしまった幸せな感覚は、何度も味わいたくなって止まらなくなる。
胡座をかいている影山は潔子を自身の膝の上に誘導し、腰に手を回した。
潔子も影山の首に手を回し、もう一度影山の唇を求める。
ちゅっ…
ちゅっ…
好きな人の唇ってこんなに幸せな気持ちになれるのか
お互い初めてで緊張しつつも、やっと恋人同士になった相手を求めて止まらない。
ちゅ…
ちゅく…
ついに影山の舌が潔子の口内に侵入する。
大好きな人の舌が入ってきて、潔子も影山を求めて舌を絡める。
潔子が舌を絡めてくるのがわかり、影山は酷く興奮した。
舌をねっとりと絡める。
れろれろ…
れろれろ…
ぴちゃ…
興奮が高まりお互いに身体を引き寄せ合い密着している。
潔子は影山の後頭部を撫でる。
影山も腰から背中に手を移してギュッと抱きしめる。
ぴちゃぴちゃ
じゅるっ
夢中で舌を絡め合い、もう何分こうしているかわからない。
でも止まらない。
二人は自分の下半身に熱が入るのがわかった。
ヤベェ…なんかチンコ痛くなってきちまった…
勃つどころじゃねぇ、爆発しそうなくらい痛ぇ。
潔子に挿れてぇ…
我慢できなくなる前に…
はぁっ…!と口を離す。