第4章 【五条悟】嫌よ嫌よも。【R18】
「オマエは嫌いな人間に犯されても感じる変態淫乱女だからな。今より善がり狂ったんじゃねえの?」
が喉をひくつかせ、しなった。
浮き出た鎖骨に溜まった汗が、静かに畳みの上に落ちる。
白い肌を伝うそれに、目が離せなかった。
「ぁ、彼……は」
息も絶え絶えになりながらも途切れ途切れに吐き出される言葉に耳を傾ける。
五条を見るその漆黒の瞳は、煌めいていた。
先ほどまで焦点も合わず濁り切っていたと言うのに、突如として光を取り戻したその瞳に五条は眉間に皺を寄せた。
「か、彼は……か、れとは……こんなこと、し、しない……っ」
真っ赤な舌がぷっくりと膨らんだ唇から覗く。
「せ、ぱいとは……、違、ぅ……。そんなふ、に…言うの、やめ―――っ!!」
「うるせえ。黙れよ」
乱暴に扱われ、どこもかしこも痛くて仕方が無いと言うのに、それでも必死に少年を庇おうとするに、最高に昂っていた機嫌が急激に降下していく。
湧き上がる黒い感情。
怒りと憤り。
駆られた衝動のまま、後ろからの首を絞め上げた。
首を絞められたことにパニックになったは手足をばたつかせるが、それも次第に弱まって行く。
肌と肌のぶつかる音と水音が彼らの性行為の激しさを物語る。
「ア…ッ、ヒュ、ヒュッ、グッ、ぅ……!!」
首を絞められ、乳首をつねられ、膣奥を乱暴に叩かれる。
苦しさから五条の腕を掴むがその力も弱い。
畳には涙や涎、下から零れる二人の愛液でべしょべしょに汚れていた。