第4章 【五条悟】嫌よ嫌よも。【R18】
彼女と初めて身体を重ねたのは、1年前の交流会の時だ。
人数合わせで東京にやってきた彼女はなにもかもが初めてのようできょろきょろと当たりを見渡していて、あまつさえ迷子になっていた。
たまたま見つけたのが五条で、知っている人物を見つけた彼女の顔は綻び太陽のように眩しかった。
目を細めた五条は、そのままその場所でを犯した。
迷子から救ってやったんだから、何かお礼をしろ。
と言い、無理やり彼女の制服を脱がせた。
最初こそ抵抗をしていただったが、現代最強の呪術師である五条の言う事を聞かなければどうなるかわかったものじゃなかった。
というよりむしろ脅された。
抵抗したら殺す、と。
その一言に彼女は恐ろしい程従順な犬に成り下がり、諦観したその表情は酷く愉快だった。
心が痛むことなど、なかった。
それ以来、五条はと肉体の関係を続けている。
彼女を抱くのは決まって稽古に来た時のみ。
しかも、彼女からの申し出ではなく自らの申し出の時だ。
考えてみれば至極当然のことだ。
無理矢理抱かれるために声を掛ける人間などいないだろう。
そのため、数か月に一回程度で頻度はそこまで高くない。
と言っても、回数などもう片手では足りないほどに彼等は肉体を重ねていた。