第25章 【虎杖悠仁】ときめき
そして来たる誕生日。
めちゃくちゃ盛り上がっていた、カラオケ店で。
初めこそ、虎杖の先輩や友達にどう接していいかわからなかったと、の友達にどう接したらいいかわからなかった虎杖だったが、数分後にはどちらもものすごく仲が良くなっていた。
元々虎杖はフレンドリーという文字が擬人化したような男であるがゆえに、美々子と菜々子とすぐに打ち解けた。
の友達と言う事もあったが、一番大きいのは同級生の釘崎とも友達だと言う点だろう。
逆には人見知りが先行したが、双子の友人の従妹の兄という存在に救われ、また生真面目な伏黒と七海の存在も大きく、打ち解けた。
灰原もまた虎杖と同じく友好的な人間であるために、と仲良くなるの時間はかからない。
問題は五条だった。
見た目は高校生でも中身は小学3年生と言われてもおかしくないこの男は、と虎杖の仲にちょっかいを出しては夏油と七海に足蹴りを喰らい、拗ねに拗ねていた。