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【雑多】いつかどこかで【短編集】

第21章 【呪術廻戦】DOOR【1】






三輪のところにはいつも一緒に遊んでいる女の子達が集まっていた。
禪院真依、西宮桃、釘崎野薔薇、そして家入硝子の4人が三輪の周りを囲むように立って、三輪と話して盛り上がっていた。

「三輪ちゃん、ここ漢字間違ってるよ」

三輪の原稿用紙を読んでいた真依がとある文字を指さした。

「え?」
「"みんなにわかりやすく勉強を数えてあげたいです"ってなってる」
「ほんとだー!!漢字間違ってるぅ」

からかうように真依と西宮がクスクスと笑った。

「笑わないでよ。先生に言うよ」
「えー、間違い教えてあげたのに?」
「霞ちゃん泣いちゃうじゃん」
「いや、泣かないよ?」

と、釘崎と真依と三輪がやり取りをしている中、それをぶった切るように家入硝子が真依に問いかける。

「真依ちゃんは、なにになりたいの?」
「私はね、スチュワーデス!!」
「すごーい!!」

真依の発言により話題は一気にそちらへと移った。
スチュワーデスがどういう職業かなんてちゃんとは理解していない。
理解はしていないながらも、それは小さな憧れ。
小さな憧れは、自分の胸の中でまばゆい光で光り続けている。




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