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【雑多】be there【短編集】

第24章 【呪術廻戦】DOOR【エピローグ】








光が収縮し消えてなくなると、彼らは静かにそっと扉を閉めまた立ち尽くした。
そして彼らは再び閉じた世界に入り込む。

「私はね、双子の妹がいたんだけど死んじゃったの」
と、ポニーテールの女性が言った。

「俺、死刑を宣告された時は流石に真っ白になった」
と、ピンク頭の男性が言った。

「僕は、世界から最強って言われています」
と、白髪の男性が言った。

「田舎が嫌で都会に移り住んだの。大好きなお姉ちゃんにも会いたかったから」
と、オレンジ頭の女性が言った。

「私には、親友がいたんだ。仲直りできずに離れ離れになってしまったけど」
と、お団子頭の男性が言った。

「この病院には彼らのような妄想患者がたくさんいるんだ」

彼等の言葉を聞きながら硝子は静かに語る。

「自らの閉鎖した壁。現実から離れた暗闇へ入り込む彼等。私達はこう呼んでいるんだ。"D-O-O-R"。……Darkness Out Of Real。彼らはあり続けるために"閉鎖"のドアをくぐる。何度も何度も。ほら、また彼らの物語が始まるよ」

さぁ、彼らは今度は一体どんな夢を見るんだろうね。

硝子は静かに笑って、こちらを見つめた。










彼らが語る物語は。
夢か、現実か。














































CLOSEー閉鎖ー










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