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【雑多】be there【短編集】

第24章 【呪術廻戦】DOOR【エピローグ】







五条悟は途中で夏油傑の手により重症。
釘崎野薔薇も禪院真希も途中で重症を負った。
虎杖悠仁は逃げ切ることができたが、倒れているところを発見。
夏油傑はその場から逃走するも"何か"に拒まれてしまい、記憶が混濁した状態で発見された。
重症を負った3名は奇跡的に命を取り留めた。
検査の結果。
彼等はテロによるショックや後遺症で精神が侵されていることが判明した。

「彼らはそれぞれ順番を変え、話し手と聞き手を上手にローテンションし空想上の人生を語り合っています。その話の内容は現実的なものからあってはならないことなど、私達を驚かせるようなものばかりだった」
「先生、釘崎野薔薇の今後の報告書です」
「ありがとう。……私達は彼等を導く役割を演じているんだ。そして彼らはやがて、真実に気が付く」
「先生、覚醒がはじまりました」
「彼らはまた現実からの逃避を繰り返す」

硝子は大広間へと目を向けた。
扉の前で立ちつくす5人だったが、いきなり扉に向かって走り出した。

「逃げろ!!」
「逃げろってどこへ!!」
「どこでもいい!!とにかく遠くまでだ!!」
「遠くってだからどこまでだよ‼」
「見て、なんか光ってる!!」
「どこ⁉」
「ちょっと、なんか追って来てる!!」
「本当だ!!」
「なんだ、俺達追われてんのかよ⁉」
「あいつら追いかけてきてる!!走れ!!」
「なんだよ、教えてくれよ!!誰に追われてんだ!!」
「説明しろよ!!」
「どうでもいい!!今は逃げる事だけを考えろ!!」
「近づいてくる!!」
「なんだってんだ!!」
「気を付けて、行き止まり!!」
「なんだ、なんだよ、この壁!!」
「どうしてこんなところに!!」
「どうしよう!!」
「おいみんな!!ノブだ!!ノブがあるぞ!」
「本当だ!!ドアノブがある!!」
「開けろーーーっ!!!!」

5人は扉のドアノブに手を掛け、勢いよく開けた。
眩い光が彼らを包み込む。




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